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コラム

Category 4. Diverse topics around translation

「さすが、プロ!」と賞賛された名翻訳

映画の翻訳は、意味が通じるように訳すだけでは不十分です。字幕の場合にはひと目見ただけで、吹き替えの場合でも一瞬聞いただけで理解できるよう、短く簡潔に訳さなければなりません。とくに題名は、短く簡潔に訳すだけではなく、一度聞いたら忘れられないようなインパクトと、その映画の内容が想像できるような情報を含まなくてはいけません。そこで翻訳者の本領発揮となるわけです。

翻訳・通訳は文化理解が命!

翻訳・通訳というと元の言語と変換する言語を理解していればできるもの、と思われるかもしれません。言語自体の理解は言うまでもなく不可欠ですが、言語というものは各国の文化によって生み出され、作られていくものです。背景となっている文化を理解しないことには、言葉を置き換える時、意味を取り違えてしまったり、逆の意味に訳してしまったりすることもあります。これは時に、歴史に残る誤訳になってしまうことすらあるのです…。 語り継がれる有名誤訳…

メンタープログラム – 先達の知恵を活用

メンタープログラムもしくはメンター制度という言葉を耳にされたことはありますか?一般的には、先輩と後輩がペアになってスキル向上や人材育成を図る手段として知られています。 知識や経験豊かな先輩社員(上司とは別)をメンター、後輩社員(新入社員)をメンティーとして、業務上の課題の相談・アドバイスや精神面のケアを行う制度として、近年、企業にも広く浸透しつつあります。…

広がるインターンシップ – 言語業界では?

日本でも大学在学中にインターンシップに参加することが一般的になってきました。2018年度卒学生にインターンシップの参加経験を聞いたあるアンケートでは、43.7%の学生が参加したことがある、と答えています。…

家系図翻訳 ―過去と現在をつなぐ仕事―

日本ではあまりなじみがありませんが、 家系図 や故人の経歴を記した文書などの翻訳の需要が増えています。日本の戸籍のようなシステムのない国では、海や国境を越えて新天地へと移住してきた祖先の来歴を知りたくても記録がなく、記録や資料が残っていても別の言語で書かれていて読めないという事情があるのです。今回は、家系に関する文書(系譜)の翻訳の話です。 ■ 家族の宝物 ある翻訳会社のもとに老紳士から、こんな依頼があったそうです。…

外国語の学習が脳を健康に?!

脳の活性化と認知症予防を目的に、いわゆる「脳トレ」が盛んですが、外国語学習が脳を鍛える上、健康にも役立つという話は聞いたことがあるでしょうか?バイリンガルになることが脳の活性化を促したり、脳の老化防止にも効果があったりとの研究が進んでいます。今日は、その効果について探ってみましょう。 脳の「実行機能」発達と活性化 The New York Times(2012年3月17日付…

スタバの成功の裏にあるもの――日本でビジネスを成功させるために

あまり自覚されることはありませんが、日本人は世界でも稀に見る「ハイスペック嗜好民族」です。企業が国外市場でビジネスを成功させるには、製品やマーケティングスタイルをその国の市場に適合させる必要がありますが、日本市場に進出しようとする外国企業は、細やかな「気配り」を想像以上に要求されることに気づくのではないでしょうか。「こうしてほしい」とはっきり要求されず、時に「口に出さない要求への理解」を求められることも.....。外国企業が日本で成功するためのハードルは、低くないのです。…

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