社員研修を多言語eラーニングにする6つのメリット
グローバル企業の多くが社員・従業員のために効果的な学習プログラムを導入しようとする中で、eラーニング翻訳の需要は急激に高まっています。そしてCOVID-19の流行によってほとんどの企業が対面式の社員研修を実施できなかったことが、この需要の高まりをさらに加速させました。
ここでは、eラーニングを翻訳することで得られる主なメリットをご紹介します。
国や地域に捉われない成長
eラーニングのコンテンツを翻訳することで、企業は国境・言語に関わらず社員研修を行うことが可能になります。新たな地域に進出し、その土地の言語で社員研修を受ければ即戦力となるような人材を採用することができるのです。
各言語での同質な情報の提供
eラーニングのコンテンツを翻訳することで、国や地域の異なる社員への均質な研修プログラムの提供が行えます。教材を複数の言語に翻訳するのは大変な作業に思えるかもしれませんが、専門性の高い言語サービスプロバイダでは、効率的なプロセスでeラーニングの正確な翻訳を行っています。
言語間で格差のないプログラムを作り上げるため、最初の第一のステップとして、簡単に翻訳できない概念や事項を取り除きます。これにより各国の社員の心に響く普遍的なメッセージを作り上げます。その後、コンテンツを対象言語に翻訳・ローカライズする際も、それぞれの言語で受講する学習者が同等のユーザーエクスペリエンスを得られるよう研修プログラムを作り上げていきます。
社員・従業員の信頼
社員・従業員にそれぞれの言語でコンテンツを利用してもらえることは大きなメリットで、企業は言語や文化の違いを尊重していることを社員・従業員に示せます。親近感を持てるビデオや、情報、画像などに触れることで、人は自分が受け入れられていると感じられるのです。その地域の言葉づかいや文化を踏まえた翻訳・ローカライズは、ターゲット言語を母国語とするネイティブスピーカーが翻訳を担当することで可能になります。
世界各地で同じ基準の学習目標の設定
eラーニングを翻訳・ローカライズすることで、学習目標についても各国で統一を計れます。例えば、製薬会社では特に重要な医薬品の研究や法令の遵守などに関する継続的な学習目標が設定できるでしょう。すべての社員が同じ目標に向かって学習できるようになります。
より良い学習効果
eラーニングを翻訳・ローカライズすることで、社員・従業員全員が同じスタートラインに立って学習プログラムを始められ、テストでも高い得点が期待できます。テストの得点が上がれば、社員・従業員は学習意欲を維持して、継続してコースを受講していくこととなります。逆に、言語の壁に阻まれて学習内容が理解できなければ学習の継続は難しくなるのです。
eラーニングの学習成果の記録
各言語間でのコンテンツの標準化や全社員・従業員の同じスタートラインでの学習に加え、ローカライズがもたらすメリットとして挙げられるのが、学習成果のトラッキングおよびその分析です。拠点ごとの成果を把握し、翻訳したeラーニングのコースに改善の余地があるかも検討できます。eラーニングに関する高い専門性を持つ翻訳会社がローカライズを担うことで、特定のモジュールに費やされた時間、コース修了までに必要な時間、テストにおけるスコア、学習者がサポートを必要とするセクションなどを分析できます。
高い精度の翻訳・ローカライズにより、企業は、各国の拠点でeラーニングの教材を正確に運用でき、パフォーマンスを引き出すために必要な知識を社員・従業員に共有することができます。専門的な翻訳サービスを提供する会社と提携することで、教育プログラムを最大限に活用できます。