Wearsafe様
モバイルIoTデバイスやBluetooth機器、スマートウォッチ向けの「Wearsafeあんしんシステム」を開発するWearsafe様は、利用者に大切な人とのつながりと安心・安全を提供する企業です。
クリムゾン・ジャパンは、アプリの日本語への翻訳・ローカライズ(Android & iOS)から、実機テスト、ウェブテスト、言語品質の確認に至る包括的なサービスを提供しました。
- サービス名:翻訳、校正、校閲。AndroidとiOS用アプリのローカライズ、実機テスト、iWatchとAlexaのウェブアプリケーションテスト、言語デバッグ、マーケティング資料のローカライズおよびDTP
- 言語: 英語から日本語
- 単語数: 37,112単語
- 産業分野: コンピュータソフトウェア
- お客様公式サイト: https://japan.wearsafe.com/
- 対応ジャンル: セキュリティ、ウェアラブル、SaaS、B2B、 職場環境のセキュリティ、ワイアレス、IOT、企業、ソフトウェア、モバイル、リモートワーク、パーソナル・セイフティ・デバイス
Wearsafe様とご依頼内容について
Wearsafe様は、もしもの時の通知やサポートを、モバイルIoTデバイス、Bluetooth接続のハードウェア、スマートウォッチを通じて受けられる「Wearsafeあんしんシステム」を開発しています。新たなシステムとサービスにより、家族や友人の状況をいち早く知る方法を確立し、安心で安全な世の中の確立を目指しています。
同社はIDC Innovatorやガートナー社の「クールベンダー」に選出され、Red Herring Top 100 North AmericaおよびWomen's Health MagazineのEditor's Choice Awardを受賞しています。また、Gartner社の「Enterprise Guide for Spotting Digital Disruptions and Disruptors」というレポートでも紹介されています。
お客様は日本での製品発売を控え、アプリのローカライズ、実機テスト、ウェブアプリケーションテスト、言語デバッグ、マーケティング資料のローカライズなどのサービスを必要としていました。AndroidとiOSでの実機テストのために、クリムゾン・ジャパンの翻訳・ローカライズの担当者には実機が提供され、これによりテストと言語デバッグが実施されました。
クリムゾン・ジャパンの挑戦
大切な人の安心を確保するアプリとデバイスのローカライズ
お客様は、人々の安心・安全につながるプラットフォームを開発しており、日本での発売を検討する中で、アプリケーションのローカライズとテスト、そしてマーケティング資料のローカライズ、そしてiWatchやAlexaを含むAndroidおよびiOSデバイスでのテストをクリムゾン・ジャパンに依頼していただきました。幅広い業務が発生するため、様々な要件を十分に理解した上で、最高品質で期日内に納品できるよう、クリムゾン・ジャパンでは綿密に計画を立てプロジェクトを推進していきました。
デバイスを理解した上で、専門知識を持つ翻訳・ローカライズチームを選任
プロジェクトではアプリを日本語にローカライズした後、実際の動作環境でのテストを行う必要がありました。テスト作業にあたる担当チームを決める上で特に大切にしたのはアプリやデバイスに関する専門知識で、アプリの翻訳・ローカライズ案件に携わった経験のあるスペシャリストたちを選びました。チームが決まると、日本で作業を行うスタッフの元にデバイスを届け、Webプラットフォーム上で実際のデバイスを使ったテストが行われました。動作テストはプロジェクトの要と言っても過言ではなく、プロセス全体を高い精度で行う必要がありました。
製品発表のための資料の翻訳・アダプテーションとDTP
プロジェクトを進める中、お客様から、DTP作業を含めたマーケティング資料の日本語へのローカライズという追加のオーダーもいただきました。マーケティングコンテンツのローカライズでは、市場のニーズに合わせてスタイルやトーンを調整することが不可欠です。安全に関わる製品であるため、時に意訳を交え、日本のユーザーに違和感のない日本語にしながらも、翻訳の正確さが損なわれないよう細心の注意を払いました。
言語品質についての厳しい最終承認
日本で新たに個人向けのセキュリティシステムの販売を計画するお客様は、日本のユーザーに受け入れられる質の高いローカライズを何よりも必要としていました。クリムゾン・ジャパンの担当スタッフは、日本語でスタイルガイドに沿った専門用語、スタイル、トーンが使われていることを確認しながら作業を進めました。そしてお客様サイドの最終承認が下りるよう、提示された言語品質のガイドラインを厳密に守っていきました。
クリムゾン・ジャパンのソリューション
クリムゾン・ジャパンでは、Wearsafe様がAndroidおよびiOS版の日本語アプリをリリースする際、販売店や企業顧客に対してスムーズに製品をリリースできるよう、厳格なテストと言語品質チェックを実施。
以下のようなソリューションでお客さまのご要望にお応えしました。
アプリやデバイスのローカライズ経験を持つ担当者でチームを編成
プロジェクトマネジメントチームが、自社開発のマッチングツールを使い、プロジェクトに適任の専門スタッフを選定。アプリ/ウェブアプリの翻訳・ローカライズに必要な専門知識を持つチームを編成することができました。チームには、まず、必要なスタイルガイドや用語集を共有し、お客様から提供された、XMLファイル、テキストデータ、Webファイルを元に、自社開発の翻訳支援(CAT)ツールを活用しながら翻訳を行いました。翻訳支援ツールの活用により、用語やスタイルが統一された質の高い日本語版を低コストで提供することが可能となりました。
Android、iOS、Webアプリの実際動作環境でのリグレッション・テスト
ローカライズ版のテストは実際のスマートデバイス上で行い、動作状況および言語品質の双方を正確に分析しました。日本にいる担当者がデバイスを受け取り、テストファイルでテストを実行。iWatchやAlexaなどのスマートデバイス上でのテスト結果のバグレポートをお客様と共有し、必要な修正を行いました。その後、リグレッション・テストを実施しました。
アプリ上での徹底した言語品質チェック
プロジェクトの最も重要なポイントのひとつが、担当者がテストを実施する際、アプリ上で行った日本語の言語品質チェックでした。プロジェクトマネージャーは、翻訳ミスやその他のバグを検出してそれらを修正しました。また、使われている用語や言葉のトーンの統一にも配慮しました。そして、お客様とクリムゾン・ジャパンで緊密に連携し、作業を進めていきました。
日本国内の様々なデジタルプラットフォームでの発売
お客様の品質管理チーム、テストチーム、言語スペシャリスト、プロジェクト管理担当者など、関係各所との調整が、このプロジェクトでは非常に重要でした。クリムゾン・ジャパンのプロジェクマネージャーが、効率的な進行管理を行うことで、ローカライズから、iWatchやAlexaを含むプラットフォーム上での徹底した製品テストまでを、求められたスケジュールと品質基準で提供することができました。さらに、マーケティング資料の日本語化支援という追加のオーダーもいただいたため、日本での製品発売に間に合わせ急ピッチで日本語版資料を作成しました。
プロジェクト概要
- セキュリティアプリの日本語版ローカライズ
- 日英ネイティブによるAndroid、iOS、Webアプリのデバイス上でのテストの実施
- DTP作業を含むマーケティング資料のローカライズ
- 日本国内の各種デジタルプラットフォームでのデバイスとアプリの発売の支援
私たちからの依頼は、知識と実績の問われる難易度の高いものでしたが、クリムゾン・ジャパンは、日本での各種デジタルプラットフォーム製品発売のために、アプリのローカライズ、製品テスト、言語品質保証を期日に合わせ高い精度で行ってくれました。