クロアチア語翻訳サービス

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クロアチア語とは

［系統…インド・ヨーロッパ語族　スラヴ語派　南スラヴ語群］

クロアチア語は、セルビア（セルボ）・クロアチア語から分離したスラヴ系のことばです。旧ユーゴスラビアから独立した際セルビアとも別の国になりましたが、もともとルーツが同じ南スラヴ方言のため、クロアチア語とセルビア語は互いに意思疎通が可能とも言われています。また、クロアチア国内以外にも南に隣接するボスニア・ヘルツェゴビナ国内に多く話者がいます。

クロアチア語の特徴としては、以下の点が挙げられます。

文字…基本的にラテン文字を使用し、アルファベットもそれに準じた形をとります。近代になりリュデヴィト・ガイという言語学者によって考案されたため、「ガイ式ラテン・アルファベット」と呼ばれます。通常のラテン・アルファベットにはない「Dž」や「Lj」「Nj」といった特殊なアルファベットが存在するのが特徴です。また、隣国セルビアとは言語がかなり似ていますが、セルビアでは主にロシア語と同じキリル文字を用いる点が異なります。

発音…いわゆるローマ字表記に沿った形での発音が多く、日本人にとっては難しい発音が比較的少ない言語と言えるかもしれません。しかし当然のことながら、中には「Đ」（「ヂュ」と発音）など、なじみのない音を有するアルファベットもいくつか存在します。

文法…語順は基本的に自由です。そこが英語やフランス語とは異なります。また、他の多くのインド・ヨーロッパ系の言語同様、名詞に男性・女性・中性と3つの性があり、格の変化もあります。さらに動詞は人称・単数・複数などにより少なくとも6通りに屈折するなど、やはり英語に比べると覚えるべき活用形が多くなります。

語彙…近世はオスマン・トルコの支配下に置かれていたため、トルコ語を語彙として多く含むことが特徴として挙げられます。また、日本がかつてそうであったように、また、日本がかつてuniversityを「大学」と訳したように、クロアチア語ではsveućilište「すべてを学ぶところ」という形に直して自国語に取り入れるなど、外来のことばをそのまま語彙として取り込むのではなく、一度自分たちのことばに咀嚼してから取り込む現象が多くみられます。

クロアチア出身の著名人

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